須佐神社は、島根県出雲市佐田町にある神社です。ご神祭は、須佐之男命(スサノオノミコト)で、日本を創った神様といわれるイザナミから生まれた神様ということです。
島根県は多くの神社がある中、須佐神社はパワースポットとして近年取りざたされているということを聞いて訪れてみました。
須佐神社は、出雲市の南、結構な山間部に位置し、境内からは周囲の木々にさえぎられて全く見えませんが、そばに川が流れています。
そういった地形のせいなのか、境内はひんやりとした空気が感じられ大変印象的でした。
神社のことなど全く無知な私ですが、こういうのがパワースポットの真髄というやつでしょうか。
ところでこの須佐神社、「須佐の七不思議」という伝説があるのです。
これがその一つ「塩の井」とよばれるものです。この井戸は、島根県の日本海に面する「稲佐の浜」に続いているといわれており、かすかに塩味を感じるとされています。
そして、湧き水の量と潮の満ち引きが関係しており、須佐之男命(スサノオノミコト)自らがこの潮を汲み、この地を清められたといいます。
まあ、須佐神社のある佐田町から日本海までは、10Km以上あるので、神話の域は出ませんが、須佐神社にはこうした七不思議が存在しています。
境内の奥のほうは、うっそうと木々が茂る森となっており、なかでも一番目を引くのが、この「大杉さん」となづけられた巨木です。
この巨木は見るだけでインパクトがあります。幹周りは6メートルあり、樹齢は1300年といわれており、かつて(江戸時代?)加賀藩が帆柱にと、金200両で所望があったが、時の須佐国造がこれを断ったと伝えられているそうです。
神社のそばにあり、さらに静けさが染み渡るような森の中にあるので、ご利益のあるような雰囲気でいっぱいです。
最近は、パワースポットとして須佐神社が紹介されているようで、この巨木を目当てに参拝しておられる方も多くいらっしゃいました。